▶▶5月24日(水)最新情報を更新しました。
▶5月18日(木)団員ページを更新しました。
【ヨアヒムとブラームス】
仙台・青葉まつりでにぎわった5月21日(日)、仙台シンフォニエッタは柏木市民センターで練習を行いました。
この日は当団のコンサートマスターを中心に、前週の日比野先生の指導の振り返りや弾き方の共有などを行いました。
参加された皆さま、お疲れ様でした。
現代において私達が仲間と音楽を楽しむのと同様、バッハやブラームスなど偉大なる作曲家達にも音楽仲間がいて、その交友関係をきっかけとして様々な作品が生まれました。私達が第49回定期演奏会で演奏するブラームスの「弦楽六重奏曲 第1番」もそのひとつです。
弦楽六重奏曲 第1番はヴィオラやチェロが奏でるメロディが特徴的な作品ですが、第1楽章の初稿は現在の11小節目(ファーストバイオリンが主旋律を弾く部分)から始まっていました。
これに対しブラームスの友人でありバイオリニストの「ヨーゼフ・ヨアヒム」は“第1楽章をチェロの主旋律によって開始すること”を提案し、現在の形へと改作されました。
ヨアヒムの助言により冒頭のメロディはチェロからバイオリンへと受け継がれ、より奥深さとロマンティックな広がりが加わりました。メロディの橋渡しとなる10小節目は音の膨らみがとても綺麗で、個人的に大好きな部分です。
弦楽六重奏曲 第1番は、楽器ごとに受け継がれるメロディや掛け合いがとても楽しい一曲です。演奏会当日はその点にも是非ご注目ください。
【ヴァイオリン協奏曲 第1番】
第49回定期演奏会まで残り二ヶ月を切った5月14日は、指揮者の日比野裕幸さん、ソリストの山澤めぐみさんをお迎えして練習を行いました。
日比野先生とは3.11祈りのコンサートなどでもご一緒していましたが、指導にお越しいただいたのは昨年の48回演奏会以来、約半年ぶりです。この日は午前中にPWO(フィルハーモニア・ウインド・オーケストラ)さん、午後に仙台シンフォニエッタの指導に駆け付けていただきました。お忙しい中、ありがとうございました。
バイオリニストの山澤めぐみさんがソリストを務めるのは、J.S.バッハ作曲「ヴァイオリン協奏曲 第1番」です。この曲はバッハがドイツ東部に位置するケーテンの宮廷楽師長を務めていた時代に作曲されました。
ケーテンの領主レオポルト侯は音楽に精通しており、当時の宮廷楽団には優れた器楽奏者達が多数在籍していたそうです。代々バッハの家系はドイツ・プロテスタント音楽の作曲や演奏活動を行い、生涯バッハも数多くの教会音楽を作曲しましたが、ケーテン時代には室内楽曲や協奏曲など数多くの器楽曲を作曲しているのが特徴です。
ケーテン城は現在は歴史博物館として開放されており、バッハが御前演奏を行った大広間の間(鏡の間)は今でも演奏の場として広く親しまれているそうです。
『お城で楽しむ室内楽』と聞くと煌びやかな印象を受けますが、イ短調で書かれた「ヴァイオリン協奏曲 第1番」は格調高く、気品に溢れる一曲です。
演奏会当日は、山澤先生の凛とした美しいバイオリンと、レオポルト侯が愛したバッハの音楽をご来場の皆さまにお楽しみいただけましたら幸いです。
【演奏会のお知らせ】
2ヶ月後の7月9日(日)、仙台シンフォニエッタの第49回定期演奏会を開催します🎻
本公演のチラシはバッハとブラームスの曲目にちなみ、夏らしい爽やかなドイツフラッグをあしらいました🇩🇪
チラシをお見かけした際にはどうぞお手に取ってご覧いただけましたら幸いです。
今回の定期演奏会も、大勢の皆さまとお会いできるのを団員一同心待ちにしております。
7月9日(日)は是非日立システムズホール仙台 コンサートホールにお越しください😊
皆さまのご来場をお待ちしております✨
【ブラームス生誕190年】
2023年5月7日、ブラームスは生誕190年を迎えました(1833年5月7日生)。
アニバーサリーイヤーの今年は、様々な公演でブラームスの名前を目にする機会も多いのではないでしょうか。
ブラームスと聞いてまず思い浮かべるのは、立派な髭をたくわえ悠然と構える肖像画。音楽室に飾られていることでもおなじみのこちらの肖像画は、50代頃のブラームスを描いたものだそうです。
私達が第49回定期演奏会で演奏する「弦楽六重奏曲 第1番 Op.18」(1860年)を作曲した当時のブラームスは27歳。おなじみのヒゲは生えておらず、金髪で精悍な顔つきだった青年期に作曲されました。
弦楽四重奏曲第1番 Op.51-1(1873年)や交響曲第1番 Op.68(1876年)と比較しても、弦楽六重奏曲が若い頃に作曲された作品であることが窺い知れます。
弦楽六重奏曲第1番はロマンティシズム溢れる曲調が特徴的ですが、その中にも青年期のブラームスの若々しさを演奏を通じて感じ取っていただけたら幸いです🎻
【トレーナー 梅田昌子さん指導日】
4月23日の練習は、当団トレーナーの梅田昌子さんが指導にいらしてくださいました🎻
ヴィオラとバイオリンを交互に持ち替え、各パートのメロディを弾きながら丁寧にご指導くださる梅田先生。
今日は第49回定期演奏会のメインプログラムであるブラームスの「弦楽六重奏曲 第1番」をご指導いただきました。
🎼
ブラームスの弦楽六重奏曲は2台ずつのバイオリン・ヴィオラ・チェロによる編成で、中低音の厚みが増したドラマティックな響きが特徴です。
特に第1ヴィオラの情熱的なメロディから始まる二楽章が有名で、フランス映画の『恋人たち(1958)』などの劇中歌にも用いられています。
演奏会当日はブラームスの重厚な世界観を表現できるよう、心を込めて演奏します。
原曲とはまた違った味わいの、弦楽合奏による「弦楽六重奏曲 第1番」を是非ご堪能ください😊🎻
【第49回定期演奏会のご案内】
演奏会情報を更新しました。
大勢の皆さまのご来場を団員一同心よりお待ち申し上げます🎻
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仙台シンフォニエッタ
第49回定期演奏会
2023年7月9日(日) 13:00開場 14:00開演
日立システムズホール仙台 コンサートホール
入場無料・全席自由(事前予約不要)
指揮 日比野裕幸
ヴァイオリン 山澤めぐみ
J.S.バッハ
ヴァイオリン協奏曲 第1番 イ短調 BWV1041
ブラームス
弦楽六重奏曲 第1番 変ロ長調 Op.18(弦楽合奏) 他
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演奏会当日は献奏を予定しております。
詳しくは次回の演奏会ページをご覧ください。
【3・11祈りのコンサート】
3月11日(日)、3・11祈りのコンサート第10回公演が終演いたしました。
仙台シンフォニエッタは、有志の団員が2023「3・11祈りのコンサート」管弦楽団の一員として演奏に加わりました。
東日本大震災から12年、十三回忌の今年、2014年から始まった3・11祈りのコンサートは最終回を迎えました。
本公演はこれまでで最も多くの出演者・来場者の皆様と祈りの時間を共に過ごしました。
中には震災当時はまだ生まれていなかった、小さなお子さまを連れて来場された保護者の方もいらっしゃいました。
指揮者の佐々木正利さんは
「祈りのコンサートを通して私達にできることは何か。
それは音楽でもって、震災で亡くなられた方々の魂、あるいは遺された遺族の悲痛な思い、そういったものを慰めていただくべく神様に祈る。
そういう気持ちでこのコンサートを行ってきました。」
と語られました。
3・11祈りのコンサートは本公演が最終回となりましたが、震災で亡くなられた方々への追悼の思い、ふるさとの再生を願う気持ちは変わりません。
来年の3月11日、またそれぞれの場所で皆さまと共に祈りを捧げたいと思います。
ご来場くださった皆さま、誠にありがとうございました。
【3・11祈りのコンサートのゲネプロ】
3月5日(日)、第10回3・11祈りのコンサートのゲネプロが開催されました。
参加された皆さま、お疲れさまでした😊
3・11祈りのコンサートは本公演が最終回ということもあり、2月24日の河北新報、大人の情報誌『りらく 3月号』に続き、ゲネプロの様子が県内版のNHKのニュースにも取り上げられました。
指揮者の佐々木正利さんは「全身全霊をもって 心 思いを尽くし東北一体となって祈りの歌をささげたい」とインタビューに応じられました。
第10回3・11祈りのコンサートは3月11日(土)14:00開場、14:46開演です。
モーツァルトのレクイエムを通じて、皆様と祈りの時間を共にできたら幸いです。
【佐々木正利さん指導日】
雨水という言葉のとおり、2月19日は雨降りの日曜日でした☔
この日は3.11祈りのコンサートの指揮者 佐々木正利さんが指導にいらしてくださいました!
お足元の悪い中ありがとうございました😌
3.11祈りのコンサートで共演する仙台宗教音楽合唱団さんの指導の後、仙台シンフォニエッタに駆け付けてくださった佐々木先生。
合唱の様子や、従来の「レクイエム」ジュースマイヤー版と、今回演奏するオシュトリーガ版との違いを説明しながら指導を進めてくださいました😊
オシュトリーガ版は昨年の6月に出版されたばかりということもあり、佐々木先生も「オーケストラの演奏を直接聴くのは今日が初めて」とのことでした。
ゲネプロ前最後の練習、貴重な佐々木先生の指導日ということもあり、3.11祈りのコンサートに出演するゲストの皆さまや仙台シンフォニエッタのOBも駆け付け、賑やかな日曜日となりました😊
参加された皆さまお疲れさまでした🍀
【番外編】今宵はモーツァルト三昧!
昨年の第48回定期演奏会から続く、仙台シンフォニエッタのモーツァルトシリーズ♫
本日は番外編です。
2月16日、宮城野区文化センター パトナホールで、当団指揮者の日比野裕幸さんとトレーナーの梅田昌子さんご出演の演奏会が開催されました。
その名も「今宵はモーツァルト三昧!」。
モーツァルトの5つのディヴェルティメントから始まり“演奏される機会は少ないけれど名曲揃い”という、特に初期の頃から団に所属する団員にとっては心をくすぐられるプログラムが並びました。
この日クラリネット奏者として登場した日比野さんがまず手にしたのはバセットホルン。
曲の合間には演奏で使う様々なクラリネットを紹介してくださいました。
そして日比野さんと梅田さんが共演したモーツァルトのケーゲルシュタット・トリオ。クラリネット・ヴィオラ・ピアノ、と木製楽器ならではの柔らかい音色と、変ホ長調の明るい響きが春の訪れを感じさせます。
ラストは弦楽四重奏とクラリネットによる華やかなモーツァルトのクラリネット五重奏曲。優しくあたたかい音色が最後までパトナホールいっぱいに広がりました。
「やっぱり室内楽って良いね」 とホクホクした気持ちで帰路についた団員一同。
次回の日比野さんと梅田さんご出演の演奏会もとても楽しみです😊
【モーツァルト 「レクイエム」】
1月29日(日)は前回に引き続き、モーツァルトの「レクイエム ニ短調 KV.626」の練習を行いました。
レクイエムは“Requiem aeternam” (永遠の安息を)という歌い出しのとおり、亡くなった人を悼む内容の曲です。
毎年3月11日に開かれる「3・11祈りのコンサート」において演奏されており、仙台シンフォニエッタは「3・11祈りのコンサート管弦楽団」の一員として、有志の団員が演奏に加わっています。
この曲はモーツァルトの最晩年となる1791年に作曲された最後の作品で、1791年12月モーツァルトの死によって未完のまま残され、弟子のフランツ・クサーヴァー・ジュースマイヤーにより補筆完成されました。
今年で10回目となる「3・11祈りのコンサート」では、従来のジュースマイヤー版に代わり、ミヒャエル・オシュトリーガ氏の校訂によるレクイエム新版を演奏します。オシュトリーガ版は昨年の6月にベーレンライター社から出版されたばかりの新版で、オシュトリーガ氏が「1791年にモーツァルトが病に倒れることなく、レクイエムを書き切っていたら」という視点に立ち、モーツァルトの作曲手法を用いて補筆を行ったそうです。
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公演については下記の他、「3・11祈りのコンサート」のチラシをご覧ください。
今年も会場の皆様と共に、音楽を通して祈りを捧げたいと思います。
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【3・11祈りのコンサート2023(第10回最終回)】
2023年3月11日(土)14:00開場 14:46黙祷・開演
電力ホール(電力ビル7階)
入場無料・全席自由
主催 「3・11祈りのコンサート」実行委員会
モーツァルト「レクイエム」KV.626
指揮 佐々木正利
ソプラノ 藤原優花 アルト 我妻万希子
テノール 我妻健太 バス 深瀬廉
「3・11祈りのコンサート」合唱団・管弦楽団
【2023年 活動開始!】
一連の正月行事を終え、1月15日(日)、仙台シンフォニエッタも新年の活動をスタートしました🎻
この日は練習に先立ち、演奏会の締めくくりの48期総会が開催されました。
総会資料と共に、待ちに待った第48回定期演奏会のCDが配布され、お土産のお菓子も飛び交いました🍪
ご準備いただいた皆さま、ありがとうございました🐰
CDを聴きながら演奏会の写真を眺めると、名取公演の光景がありありと目に浮かびます。
写真は本公演も元団員の野村興保さんからご提供いただきました。
いつも応援に駆けつけていただき、ありがとうございます😊📷
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2023年の演奏会は、以下の2公演を予定しております。
◽2023年3月11日(土)
3・11祈りのコンサート 出演
◽2023年7月9日(日)
第49回定期演奏会 開催
演奏会の詳細や最新の情報は、【次回の演奏会】をご覧ください。
今年も大勢の皆様とご一緒できますことを団員は一同心待ちにしております😊🎻
2023年の仙台シンフォニエッタもどうぞよろしくお願いいたします🐰✨
【仙台シンフォニエッタ 25周年 】
謹んで新春のお慶びを申し上げます。
2023年1月3日、仙台シンフォニエッタは創立25周年を迎えました。
長きにわたり皆様方から賜りましたご支援に、心より御礼申し上げます。
🎻
団の創立は1998年1月3日、「仙台シンフォニエッタ」という名称が決まったのは1998年2月でした。
記念すべき1998年5月30日の第一回演奏会の
“幕を開けたら会場のお客様より、ステージ上の団員のほうが多かった”
というエピソードが、今でも語り草となっています。
そんな小さな始まりの弦楽合奏団でしたが、第5回演奏会からは弦楽合奏曲だけでなく、管楽器の応援も得て交響曲もレパートリーに取り入れました。結成当初は十数人だった団員も現在は40名を超え、演奏会の際には何百人というお客様をお迎えするほどにまで成長しました。
第一回演奏会から在籍する団員は「設立時を思うと夢のよう」と語っています。
1998年の結成から毎年休まず演奏会を開催することができたのも、
ひとえに会場に足を運んでくださるお客様、いつも楽しくご指導くださる指揮の日比野裕幸先生、明るく温かく見守ってくださるトレーナーの梅田昌子先生、そして開催に向けご尽力くださる全ての皆様のおかげと感謝しております。
「最も楽しく演奏するオーケストラ」「家庭的で温かい雰囲気」という初代団長が大切にしてきた仙台シンフォニエッタの持ち味を忘れず、
これからも大勢の皆様と音楽を通じた楽しいひとときをご一緒したいと願っております。
25周年を迎えた2023年の仙台シンフォニエッタも、どうぞよろしくお願いいたします🐇🎻
【年末のご挨拶】
2022年も残すところ、あとわずかとなりました。
演奏会にご来場くださった皆様、開催にご協力くださった皆様、誠にありがとうございました。
今年の仙台シンフォニエッタは8月にイギリスの弦楽合奏、12月には3年ぶりのオール・モーツァルト・プログラムをお届けしました🇬🇧🇦🇹🎻
12月の演奏会までの準備期間は3ヶ月半と短かったため、演奏会後、団員は長めの冬休みを満喫しています☃️
❄
2023年の仙台シンフォニエッタの活動は、
3月11日(土)に「3・11祈りのコンサート」出演、7月9日(日)に「第49回定期演奏会」開催を予定しております。
来年も皆様にお楽しみいただける演奏会の開催を目指し、より一層励んでまいります。
2023年、創立25周年を迎える仙台シンフォニエッタもどうぞよろしくお願いいたします。
皆様、良いお年をお迎えください🐅🐇
【第48回定期演奏会終演】
仙台シンフォニエッタ第48回定期演奏会は終演いたしました。ご来場くださったお客様、本公演の開催にあたりご協力やご尽力いただいた全ての皆様へ、厚く御礼を申し上げます。
本公演は、指揮者に日比野裕幸さん、ソリストに石丸友貴さんをお迎えし
All Mozart Programme
◽交響曲第29番
◽ピアノ協奏曲第9番「ジュノム」
◽交響曲第40番
をお届けしました。
仙台シンフォニエッタ初の名取公演と、3年ぶりのオール・モーツァルト・プログラムはお楽しみいただけましたでしょうか。
8月の第47回定期演奏会に続き新型コロナウイルスの感染拡大が不安視される中での開催となりましたが、出演予定者全員が揃って演奏できたこと、大勢のお客様をお迎えして演奏会が無事に開催できましたことに、感謝の気持ちでいっぱいです。
名取のお客様、仙台や他の地域から足をお運びくださったお客様、誠にありがとうございました。
次回第49回定期演奏会は、2023年7月9日(日)、日立システムズホール仙台での開催を予定しております。
皆様のまたのお越しを団員一同心よりお待ち申し上げます。
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仙台シンフォニエッタ 第49回定期演奏会
2023年7月9日(日)開演14:00
日立システムズホール仙台 コンサートホール
入場無料・全席自由(事前予約不要)
指揮 日比野裕幸
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公演に関しての最新の情報は、仙台シンフォニエッタHPをご確認ください。